cathouse’s blog

同性カップルで夢の注文住宅。生活雑記ブログ。

仕上がりに差が出る、小さなこだわり!その1〜クロス〜

 今回からは、筆者がこだわった、こだわりたかった、注文住宅で建築を進める上での小さなこだわりポイントをご紹介。

 小さな事の積み重ねが、全体の仕上がりの差につながりますから、是非皆さんも早めに検討しておいて下さい!

 

◆小さなこだわりその1〜クロス〜

 注文住宅の打ち合わせをする中で、クロスは家の印象を決めるとっても大事な要素ですよね。中でも、アクセントクロスの色や素材感は『大きな』こだわりポイントだと思います。

 そう、今回は、アクセントクロスの色や素材感ではなく、もっと『小さな』こだわりポイントのことを記事にしてみます。

 そのポイントとは、窓枠の『クロス巻き込み』です。クロス巻き込み?という方の為に、簡単に説明すると、本来窓枠というのは、木製等の枠で四方囲われているイメージかと思います。

具体的には↓ような感じ。

f:id:campany1214:20220124212156j:image

 対して、クロス巻き込みは、こんな感じ↓

f:id:campany1214:20220124212849j:image

 一枚目の画像と比較すると、両サイドと上側に窓枠がありません。三方クロス巻き込みとも言われます。

 皆さんはどちらの方が好みでしょうか?四方枠は、可愛らしいく、画像のような木製の色味だと暖かみや優しい印象を与えます。黒い窓枠だと、モダン、ポップな印象を与えることもあるでしょう。イメージとしては、窓が主張している感じでしょうか。

 一方、クロス巻き込みは、スッキリとスタイリッシュな印象です。窓の主張が少ない感じです。どんな家にしたいかで、好みや選択が分かれるかと思いますが、スタイリッシュで洗練された感じに仕上げたい人は、クロス巻き込みを選ぶ人も多いのではないでしょうか?

 私もその一人でしたが、驚くべきことに、私の選んだハウスメーカーでは、こちらから提案しなければ、この『クロス巻き込み』の選択肢すら与えられず、勝手に四方枠で話が進んでしまいます。

 幸い、色んな住宅系の記事やYouTubeを見ていく中で、クロス巻き込みの存在を知り、要所でクロス巻き込みを選択することができ、満足のいく内装に仕上げる事が出来ました。

 全部ではなく、『要所で』選択した理由は、クロス巻き込みにもデメリットがあるためです。そのデメリットとは、『結露でクロスが剥がれやすくなること』です。

 どうしても窓付近では、外気と室内環境の差が生じる為、結露が発生しやすくなります。サッシや窓ガラスの性能が悪いと、温度差がより激しくなり、結露発生リスクは高まります。そのため、今回紹介したクロス巻き込みを選択する場合は、皆さんが建てる家の住宅性能(断熱性・サッシ)を良く検討して、デメリットを認識の上、選択するのかしないのかを判断してみて下さい。

 私は、アルミ・樹脂複合サッシのため最高レベルのサッシを採用していませんが、一部窓では、クロス巻き込みを選択しました。内装のスッキリした感じというのは、生活の気分を上げてくれると思ったからです。また、クロスの剥がれが目立ってくるような時期になれば、張り替えを検討しても良い(これもまた、模様替えによる気分転換になるかと思います)と考えてます。

 注文住宅は、こういった細かいポイントまでこだわれるものなので、気になる方は是非ハウスメーカーに相談して見てください!

 

 

私たちの戸建て仕様概要〜オプション⑤外壁タイルと瓦屋根〜

オプションの続き。

今回で、概要・オプションシリーズは最後です!

 

◆オプション⑤〜外壁タイルの採用〜

 今回は、筆者にとっては、オプションでは無かったのですが、外壁タイルを採用したことについて。

 これまでの記事にも書いてきましたが、筆者は、光熱費やメンテナンス等、将来発生し得る費用を出来るだけ抑えられるような住宅を目指し、注文住宅の仕様を検討してきました。光熱費については、前回記事の通り、太陽光パネルを設置することで値上がりのリスクの高い電気代を自家発電することに決めました。

 さて、戸建て住宅にせよマンションにせよ、建てたら一生メンテナンスが不要な訳はありません。マンションでは、毎月、修繕積立金が徴収され、修繕が為されます。同じように戸建て住宅でも、屋根材や外壁、シロアリ対策等に対し、数年〜十数年毎にメンテナンスが必要であり、その度に費用が発生します。これらの金額は馬鹿に出来ず、ザックリですが、一般的な戸建ての広さなら、屋根の貼り替えは50〜100万円、外壁は100〜200万円は必要になります。

 ただし、費用やメンテナンスの頻度は、屋根・外壁の材質によって大きく異なります。下記、ザックリですが良くある屋根材、外壁材です。

 

 □屋根材

  ・瓦

  ・スレート

  ・ガルバリウム

 →他にも、セメント瓦やステンレス等もありますが、良くみるのは上記またはその派生では無いでしょうか?例えば、住友林業の標準仕様は、スレート瓦に当たります。

  この中で最も耐久性が高いのは、『瓦』です。物によっては、耐用年数が50年以上あり(確かに昔の瓦の家って、瓦は変わらず綺麗ですよね)、下地材の補修以外、施主の住んでいる期間にはメンテナンスフリーの可能性すら有ります。

  他の材質は、早ければ10年、遅くとも20年以内で塗装が必要だったりして、メンテナンス費用が嵩むことがあります。

 

 □外壁材

  ・窯業系サイディング

  ・金属系サイディング

  ・モルタル

  ・タイル

  ・ALC

 →窯業系サイディングは、10年前後を目安にコーキング材の劣化対策が必要となるようです。金属系サイディングは、それよりも少し長持ちでしょう。モルタルは施工次第のようですが、一般的にはひび割れのリスクがありますので、こちらも10年〜20年で補修が必要でしょう。

  さて、本題のタイルについてですが、こちらも多少施工による差は生じますが、一般的には20-30年程度はメンテナンス不要のことが多くなります。汚れなどにも強いと言われています。

  さらにメンテナンス不要期間が長いのは、ヘーベルハウスが得意とするALCですね。別名ヘーベル版。耐用年数60年とも言われる最高のメンテナンスフリー外壁かもしれません。

 

 

 色んな屋根材・外壁材がありますし、各ハウスメーカー毎に得意不得意があり、標準仕様なのかオプションで追加費用が発生するのか等も色々です。

 冒頭に振り返りまして…筆者らは、色々ある屋根材・外壁材によって、将来思わぬメンテナンス費用が発生するリスクを少しでも下げようと、これらの材質についても初めから念頭に入れて検討するようにしていました。

 結果、屋根材=瓦、外壁材=タイルを選定しました。どちらも初期投資は、高くなりがちな素材です。しかしながら、どちらも標準仕様で施工できるハウスメーカーを選ぶことで、当初の予算内で家を建てることが出来ました。

 もちろん、全くメンテナンスフリーという訳にはいかないかもしれませんが、ハウスメーカーの標準だから、建築時(購入時)の費用が安いからと適当に選んでしまうと、将来に思わぬ出費が発生しますので、ぜひ皆様も戸建て住宅の購入を検討する初めから、念頭に入れておいて下さいね!

 

 

私たちの戸建て仕様概要〜オプション④太陽光パネル〜

オプション紹介…その④!

 

◆オプション④〜太陽光パネル

 私たちはどんな家を建てるかを考えている時に、一つ大事なコンセプトを設けていました。当然ながら、多くの人にとって、人生最大の買い物となるであろう、家の購入はとても高価。これから始まるローンの支払いに、気が滅入ることもあるかもしれません。コンセプトとは、少しでもこれからの生活に、金銭的な負担を掛けないよう、メンテナンスが少なく、光熱費の安く済む仕様を選んでいくことでした。

 電気代は昨年だけでも値上がりしましたし、これからも値上がりしていく可能性が高いと言われています。太陽光パネルの設置は、当然、家の価格に反映され、値段は高くなります。しかし、家の購入価格=住宅ローンの支払いは、金利次第ですが、初めから最後までほぼ計算でき、予想することが出来ます。一方、電気代は、これからどんどん値上がりするかもしれません。

 私は、将来の予想出来ない出費に不安を感じたので、家を建てるなら多少家の購入価格が上がっても、光熱費を安くできる太陽光パネルを設置しようと考え、導入を決意しました。

 

 □太陽光発電の効果は?

 太陽光発電の発電量は、1kWあたり約1000kWh/年と言われています。超ザックリ計算ですが、2021年の売電価格は、19円/kWhなので、1kW設置する毎に、年間で19円×1000kW=19,000円程度の売電価格を得られるということになります。

 よく見られる太陽光パネルの積載量は、5kW前後ですから、自家消費が全く無いとして、年間8万円〜10万円程度の光熱費削減効果が得られることになります。

 

 初期投資として、1kWあたり15-25万円程度なので、5kWを積むと75-125万円程度必要となります。家全体の購入予算次第ですが、日々の光熱費を削減したい、光熱費という今後の価格変化が不確定なものに不安を感じるという方は、ぜひ導入を検討してみて下さい!

私たちの戸建て仕様概要〜オプション③床暖房〜

引き続きオプションの紹介。

 

◆オプション③〜床暖房〜

 床暖房は、ガス業者によるサービス事項のため、初めからサービス提案を頂いていました。おそらく乾太くん同様に、ガス代徴収のためでしょう。形式としては、温水式になります。

 割と広い領域で施工してもらっており、①キッチン〜ダイニング部分(4-6畳分くらい?)、②リビング部分(10畳〜12畳分くらい?)の2箇所に分けてもらいました。

 これから引き渡しなので、気になるのはガス代です。広さにも寄りますが、1日中付けっぱなしだと、1か月あたり4000円〜6000円程度のようです。いろんなサイトでも説明されていますが、はじめの立ち上げ直後の1時間で40円程度掛かりますが、その後1時間毎は10円弱で済むようなので、一度つけた後は、しばらく付けっぱなしが良さそうですね。

 一般的には、温水式床暖房を設置するためには、数十万〜100万程度必要のようです。

下記、床暖房の一般的なメリット・デメリットです。

 ◉メリット

  ・足元から暖かくなる(頭がボーッとしない)

  ・風が無く、埃が舞わない(動物を飼ってる方には良さそうですね)

  ・乾燥し辛い

 ✖️デメリット

  ・暖まるのに時間がかかる

  ・費用がかかる

 

 筆者は、サービスで設置が無ければ、床暖房の設置はしないつもりでした。こう書き出してみると、ペットを飼っていますから、メリットで二つ目に挙げた風が無いというのは嬉しいポイントです。

 体感してみてからですが、足元から暖まるのも良さそうです。エアコンだとどうしても暖かさにムラがあって不快に感じることが多いので…。

 

 床暖房に関しては、費用のこともあり、設置に関して賛否両論ありそうですね。検討の参考になれば幸いです。

 

私たちの戸建て仕様概要〜オプション②キッチン〜

オプション概要の続きです。

 

◆オプション②〜フラット対面キッチン〜

 私が昔から憧れていたフラット対面キッチン。私たちの間取りでは、キッチンは家の中心と目立つ場所にあるため、見た目重視でここは頑張りました。手元が隠れず、綺麗に保つ必要はありますが、キッチン自体もカッコよく、腰壁がないため、部屋全体の見通しが良く、とても広く見える効果もあります。

 キッチンのメーカーはクリナップ、モデルはステディアをチョイス。天板は、ステンレス、コーリアンワークトップ、セラミックがありましたが、ここも外観を重視して定価で約30万円UPになりましたが、セラミックにしました。

 さらに、LDKにはモノは、なるべく置きたくない。そのための収納が必要ということで、対面側に収納棚を追加。

 さらにさらに、前回の乾太くん同様、家事時短は共働きの我々にとっては、絶対命題。食器洗いの時間を無くすべく、食洗機の導入は大前提でした。メーカーこそ大人気のミーレに拘らなかったものの大きな鍋も洗えるように、深型一択でした。どれぐらいの洗浄力があるのか、不安と期待がありますが、使用感についても今後記事に出来ればなぁと思います。

 トドメに…掃除はなるべくしたくないもの。そう我が家はレンジフードを洗エールレンジフードに。メンテナンスフリー…とまではいかないものの、水を入れれば自動洗浄してくれる優れモノ。掃除は好きでは無いので、こちらもオプションにて追加しました。

 

 キッチンオプションまとめ

 ・フラット対面

 ・天板のセラミック

 ・対面側収納

 ・深型食洗機

 ・洗エールレンジフード

 

 強いて諦めた項目を挙げるなら、タッチレス水栓と浄水器でしょう。タッチレス水栓はつけても良かったかもしれませんが、ここら辺は費用との相談ですね。浄水器に関しては、器具のランニングコスト、メンテナンスの面倒さ、メンテナンスを怠った時のリスク加味して辞めておきました。

 

 個人的に、キッチンは実用性は当然ながら、毎日そこに立ちたくなる、美味しいものを作りたくなる、食卓を楽しい時間にしたくなる、そういう場所であることも大事だと思ったので、一番お金を掛けたかもしれません。

 皆さんもキッチンの選定は、注文住宅の費用全体にもかなり影響してきますから、ハウスメーカー選びの前にどんなものを購入したいか、どんな設備を入れたいかをイメージして置いた方が良いと思います。

 何なら、そのイメージをハウスメーカーの選定のための営業担当との打ち合わせ時に、要望を伝え、必要に応じて、はじめから予算を多めに割いてもらって下さい!

 

 

 

 

 

私たちの戸建ての仕様概要〜間取り概要とオプション①〜

 今回の記事では、私たちが注文住宅で建てたマイホームの仕様を紹介。

 今後、下記の項目について費用や実際の機能等をさらに深掘りし、記事にしていきたいと思います!

 

◆間取りについて

 筆者らは、一生2人暮らしに加え、ペットの犬・猫(既に猫が1匹います)を飼うことを想定して間取りを決めました(同性カップルのため、子供は出来ません)。下記が間取りの特徴です。

 ・コの字型の平屋

 ・2LDK

 ・LDKは25畳以上

 ・10畳程度のタイルデッキの中庭あり(コの字型)

 日々の暮らしやすさ(階段の無い平屋)と、贅沢感(広いLDK、コの字型で外から見られにくい中庭)、耐震性のバランス(平屋)を取った結果、このような形になりました。

 建坪は30坪弱ですが、2人で暮らすには充分ですし、中庭でペットを遊ばせる事もできる家を建てることが出来たんじゃ無いかな?と感じてます。

 

◆オプション①〜乾太くん〜

 2人暮らし、共働きとなる筆者らにとって、家事時間短縮の必須オプションの一つでした。平屋住宅は、洗濯物を干すまでの動線は良い(階段の上り降りが不要)のですが、干さなくて良いならそれに越した事は無いね、とパートナーと話し合い、乾太くんの設置を決めました。

 ハウスメーカーとの打ち合わせ直後から伝えていた事や、オール電化にさせたくないガス業者のサービスも合って?なのか、見積もり上ではサービス=無料の項目となっています。

 容量は5kgを選択。2人であれば、余程洗濯物を溜めない限り問題ないと思います。価格ドットコムで確認すると8万円以上するようなので、設置を検討している方は、是非、打ち合わせの早い段階でハウスメーカーの営業担当に伝えてみて下さい!

 

 

ハウスメーカーの選び方(スーモカウンターの活用)

 今回は、筆者らのハウスメーカーの選び方を紹介します。注文住宅で戸建て購入を考えていらっしゃる方々の参考になればと思います。

 最後に筆者らと同じ同性カップル目線での経験談も記述しております。

 

 

◆スーモカウンター注文住宅の利用

 まず、戸建て住宅の購入は、ほとんどの方が初めての経験だと思います。ざっくりどれぐらいの金額が掛かるのか、今住んでいる地域の駅近が良いけど、土地の予算感はいくらで想定しておけば良いのか、自分の家族構成ならどれぐらいの広さの家を建てるのが良いのか、自分たちの希望の家を建てられるには、どのハウスメーカー工務店を選べば良いのか等、疑問や不安が山のよう…。

 筆者も全く同じ気持ちでしたが、そんな時に有効だったのが、無料のスーモカウンターでのアドバイザーとの面談でした。正直、いきなりモデルハウスに行くのでは無く、多くの人に、スーモカウンターから始めることをお勧めしたいです。

 

◆スーモカウンターで教えてくれること

 スーモカウンター注文住宅の面談を予約すると、事前のアンケートで家族構成や希望の内容を回答します。面談当日にはそれらの項目を一つずつ掘り下げながらオススメのハウスメーカー工務店を紹介してくれるだけじゃなく、予算の割り振りイメージも作ってくれます。例えば土地に○○万円の場合、建物価格で△△万円掛けられるけれど、付帯工事(←馬鹿にならない金額です)は、どのハウスメーカーでも★★万円は必要になってきます等、注文住宅の購入についてとても詳しく親身になって教えてくれます。また、予算を伝えれば、月々の支払い金額の想定も教えてくれますから、住宅購入後の家計の想定にも役立ちます。

 

◆スーモカウンターとハウスメーカー選び

 また、アドバイザーとの面談では、注文住宅で建てる住宅の希望項目が聞かれ、その優先度も問われます。例えば、予算4,500万以上は掛けられない!という予算の都合が最優先なのか、耐震性だけは譲れない!日々を快適に過ごしたいから性能(断熱性など)は譲れない!などです。

 予算が無限にあれば全ての希望を叶えられるのですが、多くの人にとっては予算感はとても大事な項目になるので、優先度と各ハウスメーカーの得意不得意をマッチングさせることが必要でしょう。

 注文住宅について調べたばかりの頃は、どんなハウスメーカーが存在し、どれぐらいの価格帯なのか、得意不得意の項目は何かなどは、多くの方が知らないと思います。

 アドバイザーとの打ち合わせの最後には、それまでの施主となる貴方の予算感と、希望項目の優先度に従って、決して押し付けられるような事はなく、いくつかのハウスメーカー工務店を選定して提案してくれると思います。

 また、注文住宅を建てるときの営業担当のタイプはどんな人が良いか(ガンガン提案してくれるタイプか、こちらの提案を聞いてくれるタイプか等)も聞いてくれ、ハウスメーカー工務店を紹介してくれる時に、貴方にマッチングするであろう営業担当も紹介してくれます。

 ちなみに、筆者は既に注文住宅での打ち合わせを経験していますが、ハウスメーカー選びも大事ですが、それ以上に営業担当との相性が大事だったと確信しております。筆者は細かな希望がたくさんあったので、アドバイザーとの面談時には、自分の意見を伝えやすい担当者の方が良いと伝え、その通りになったと感じます(打ち合わせが進むにつれ、もっと提案して欲しいと感じるシーンも多くなってきましたが…)。

 

 ◆スーモカウンターの面談はスタートでしか無い

 さて、このままスムーズにハウスメーカーを選定して良いかと言うと、そう言う訳ではありません。スーモカウンターでの打ち合わせは、僅か1-2時間程度です。そんな短期間で、貴方にピッタリ合うハウスメーカーを探し出すことはとても難しいと思います。また、上述した通り筆者がより大切だと思う、貴方にマッチする営業担当者との出会いのためには、スーモカウンターでの面談で紹介してくれる営業担当に実際に会ってみることが必要になってきます。

 筆者は、注文住宅購入の手始めとして最も大切だなことは、まずは下手な営業担当と出会わないことだと思います。下手な営業担当マンは、いきなり施工事例を…と言って、貴方の要望も対して聞かないままに、見たくも無い、過去自身が担当した施主の家の見学を入れたりして、貴重な時間を割いてきます(見学が悪なのではありませんよ)。

 これは、筆者の実体験でして、やはり、モデルハウスのいきなりの訪問や、ネットの一斉見積もりを介して担当される営業マンは、顧客を持っていない=契約を結びつけられない何かがあることが多いのかな?と感じます。

 注文住宅は、貴方の夢を叶えるためのモノ。だからこそ、貴方に必要な情報をしっかりと提供してくれる営業担当者をしっかりと見定める事が大事です。筆者もスーもカウンターを介して、数社の営業担当を紹介頂きましたが、結果的に選ばなかったハウスメーカーの営業担当も、とても良い人ばかりでした。

 

同性カップルのケース

 ここまで、スーモカウンターアドバイザーを利用した一般的な方々へのメリットを紹介しましたが、筆者らのような同性カップルが注文住宅を利用する場合にもとても良かったです。

 まず、アドバイザーとの打ち合わせ前のアンケートにて、家族構成の欄に『パートナー』という項目があった事です。筆者は、この『パートナー』の項目にチェックを付けて、アドバイザーとの打ち合わせに臨みました。実際に打ち合わせ時に、家族構成の話になった時に、「同性カップルです」という事伝えたところ、割とすんなりと『パートナーの欄にチェック入れてくれていましたね』と嫌味なく受け入れてもらえ、その後の打ち合わせもとてもスムーズに済みました。

 たぶん、多少は驚いていたような気がしたので、実際には、担当者方にとっては初めての経験だったかもしれません。しかし、アンケートにそういった項目があることもあり、事前に目を通してくれていますから、スーモカウンターの担当者は、同性カップルのケースも念頭に入れてくれていて、とても有難かったです。

 次に、ハウスメーカーの営業担当を紹介してくれる際、同性カップルであることを伝えておくかどうかも聞いてくれました。筆者は、ハウスメーカーとの打ち合わせは、パートナーと2人で参加したいと考えていましたから、伝えていただくようお願いしました。やはり、複数社のハウスメーカーとの打ち合わせを始める度に、事情を説明するのは面倒ですから、これは本当に助かりました。

 実際、どのハウスメーカーの営業担当も、嫌な顔は見せず、すんなりと仕様説明をしてくれましたし、少し踏み込んでローンの支払いはどちらの契約か、ペアローンを考えているのか等、とても有意義な相談もすることができました。また、既に同性カップルの住宅の施工経験のある営業担当にも出会えました。こういった方に出会えたお陰で、同性カップルならではの間取り提案も頂くことができ、とても参考になりました。

 同性カップルで注文住宅や戸建て住宅の購入をしたいが、過程のハードルの高さに気後れしている方がいるのなら、是非まずはスーモカウンター注文住宅を通して話だけでもしてみてはいかがでしょうか?

 たとえカミングアウトしても実害になる事は無いと思います。どうしても気になるのなら、家から少し離れたスーモカウンターで相談してみることも良いと思いますし、調べてみると今はウェブ上でも相談出来るみたいです。

 夢を夢で終わらせず、行動してみることをオススメします。