仕上がりに差が出る、小さなこだわり!その1〜クロス〜
今回からは、筆者がこだわった、こだわりたかった、注文住宅で建築を進める上での小さなこだわりポイントをご紹介。
小さな事の積み重ねが、全体の仕上がりの差につながりますから、是非皆さんも早めに検討しておいて下さい!
◆小さなこだわりその1〜クロス〜
注文住宅の打ち合わせをする中で、クロスは家の印象を決めるとっても大事な要素ですよね。中でも、アクセントクロスの色や素材感は『大きな』こだわりポイントだと思います。
そう、今回は、アクセントクロスの色や素材感ではなく、もっと『小さな』こだわりポイントのことを記事にしてみます。
そのポイントとは、窓枠の『クロス巻き込み』です。クロス巻き込み?という方の為に、簡単に説明すると、本来窓枠というのは、木製等の枠で四方囲われているイメージかと思います。
具体的には↓ような感じ。
対して、クロス巻き込みは、こんな感じ↓
一枚目の画像と比較すると、両サイドと上側に窓枠がありません。三方クロス巻き込みとも言われます。
皆さんはどちらの方が好みでしょうか?四方枠は、可愛らしいく、画像のような木製の色味だと暖かみや優しい印象を与えます。黒い窓枠だと、モダン、ポップな印象を与えることもあるでしょう。イメージとしては、窓が主張している感じでしょうか。
一方、クロス巻き込みは、スッキリとスタイリッシュな印象です。窓の主張が少ない感じです。どんな家にしたいかで、好みや選択が分かれるかと思いますが、スタイリッシュで洗練された感じに仕上げたい人は、クロス巻き込みを選ぶ人も多いのではないでしょうか?
私もその一人でしたが、驚くべきことに、私の選んだハウスメーカーでは、こちらから提案しなければ、この『クロス巻き込み』の選択肢すら与えられず、勝手に四方枠で話が進んでしまいます。
幸い、色んな住宅系の記事やYouTubeを見ていく中で、クロス巻き込みの存在を知り、要所でクロス巻き込みを選択することができ、満足のいく内装に仕上げる事が出来ました。
全部ではなく、『要所で』選択した理由は、クロス巻き込みにもデメリットがあるためです。そのデメリットとは、『結露でクロスが剥がれやすくなること』です。
どうしても窓付近では、外気と室内環境の差が生じる為、結露が発生しやすくなります。サッシや窓ガラスの性能が悪いと、温度差がより激しくなり、結露発生リスクは高まります。そのため、今回紹介したクロス巻き込みを選択する場合は、皆さんが建てる家の住宅性能(断熱性・サッシ)を良く検討して、デメリットを認識の上、選択するのかしないのかを判断してみて下さい。
私は、アルミ・樹脂複合サッシのため最高レベルのサッシを採用していませんが、一部窓では、クロス巻き込みを選択しました。内装のスッキリした感じというのは、生活の気分を上げてくれると思ったからです。また、クロスの剥がれが目立ってくるような時期になれば、張り替えを検討しても良い(これもまた、模様替えによる気分転換になるかと思います)と考えてます。
注文住宅は、こういった細かいポイントまでこだわれるものなので、気になる方は是非ハウスメーカーに相談して見てください!