cathouse’s blog

同性カップルで夢の注文住宅。生活雑記ブログ。

ハウスメーカーの選び方(スーモカウンターの活用)

 今回は、筆者らのハウスメーカーの選び方を紹介します。注文住宅で戸建て購入を考えていらっしゃる方々の参考になればと思います。

 最後に筆者らと同じ同性カップル目線での経験談も記述しております。

 

 

◆スーモカウンター注文住宅の利用

 まず、戸建て住宅の購入は、ほとんどの方が初めての経験だと思います。ざっくりどれぐらいの金額が掛かるのか、今住んでいる地域の駅近が良いけど、土地の予算感はいくらで想定しておけば良いのか、自分の家族構成ならどれぐらいの広さの家を建てるのが良いのか、自分たちの希望の家を建てられるには、どのハウスメーカー工務店を選べば良いのか等、疑問や不安が山のよう…。

 筆者も全く同じ気持ちでしたが、そんな時に有効だったのが、無料のスーモカウンターでのアドバイザーとの面談でした。正直、いきなりモデルハウスに行くのでは無く、多くの人に、スーモカウンターから始めることをお勧めしたいです。

 

◆スーモカウンターで教えてくれること

 スーモカウンター注文住宅の面談を予約すると、事前のアンケートで家族構成や希望の内容を回答します。面談当日にはそれらの項目を一つずつ掘り下げながらオススメのハウスメーカー工務店を紹介してくれるだけじゃなく、予算の割り振りイメージも作ってくれます。例えば土地に○○万円の場合、建物価格で△△万円掛けられるけれど、付帯工事(←馬鹿にならない金額です)は、どのハウスメーカーでも★★万円は必要になってきます等、注文住宅の購入についてとても詳しく親身になって教えてくれます。また、予算を伝えれば、月々の支払い金額の想定も教えてくれますから、住宅購入後の家計の想定にも役立ちます。

 

◆スーモカウンターとハウスメーカー選び

 また、アドバイザーとの面談では、注文住宅で建てる住宅の希望項目が聞かれ、その優先度も問われます。例えば、予算4,500万以上は掛けられない!という予算の都合が最優先なのか、耐震性だけは譲れない!日々を快適に過ごしたいから性能(断熱性など)は譲れない!などです。

 予算が無限にあれば全ての希望を叶えられるのですが、多くの人にとっては予算感はとても大事な項目になるので、優先度と各ハウスメーカーの得意不得意をマッチングさせることが必要でしょう。

 注文住宅について調べたばかりの頃は、どんなハウスメーカーが存在し、どれぐらいの価格帯なのか、得意不得意の項目は何かなどは、多くの方が知らないと思います。

 アドバイザーとの打ち合わせの最後には、それまでの施主となる貴方の予算感と、希望項目の優先度に従って、決して押し付けられるような事はなく、いくつかのハウスメーカー工務店を選定して提案してくれると思います。

 また、注文住宅を建てるときの営業担当のタイプはどんな人が良いか(ガンガン提案してくれるタイプか、こちらの提案を聞いてくれるタイプか等)も聞いてくれ、ハウスメーカー工務店を紹介してくれる時に、貴方にマッチングするであろう営業担当も紹介してくれます。

 ちなみに、筆者は既に注文住宅での打ち合わせを経験していますが、ハウスメーカー選びも大事ですが、それ以上に営業担当との相性が大事だったと確信しております。筆者は細かな希望がたくさんあったので、アドバイザーとの面談時には、自分の意見を伝えやすい担当者の方が良いと伝え、その通りになったと感じます(打ち合わせが進むにつれ、もっと提案して欲しいと感じるシーンも多くなってきましたが…)。

 

 ◆スーモカウンターの面談はスタートでしか無い

 さて、このままスムーズにハウスメーカーを選定して良いかと言うと、そう言う訳ではありません。スーモカウンターでの打ち合わせは、僅か1-2時間程度です。そんな短期間で、貴方にピッタリ合うハウスメーカーを探し出すことはとても難しいと思います。また、上述した通り筆者がより大切だと思う、貴方にマッチする営業担当者との出会いのためには、スーモカウンターでの面談で紹介してくれる営業担当に実際に会ってみることが必要になってきます。

 筆者は、注文住宅購入の手始めとして最も大切だなことは、まずは下手な営業担当と出会わないことだと思います。下手な営業担当マンは、いきなり施工事例を…と言って、貴方の要望も対して聞かないままに、見たくも無い、過去自身が担当した施主の家の見学を入れたりして、貴重な時間を割いてきます(見学が悪なのではありませんよ)。

 これは、筆者の実体験でして、やはり、モデルハウスのいきなりの訪問や、ネットの一斉見積もりを介して担当される営業マンは、顧客を持っていない=契約を結びつけられない何かがあることが多いのかな?と感じます。

 注文住宅は、貴方の夢を叶えるためのモノ。だからこそ、貴方に必要な情報をしっかりと提供してくれる営業担当者をしっかりと見定める事が大事です。筆者もスーもカウンターを介して、数社の営業担当を紹介頂きましたが、結果的に選ばなかったハウスメーカーの営業担当も、とても良い人ばかりでした。

 

同性カップルのケース

 ここまで、スーモカウンターアドバイザーを利用した一般的な方々へのメリットを紹介しましたが、筆者らのような同性カップルが注文住宅を利用する場合にもとても良かったです。

 まず、アドバイザーとの打ち合わせ前のアンケートにて、家族構成の欄に『パートナー』という項目があった事です。筆者は、この『パートナー』の項目にチェックを付けて、アドバイザーとの打ち合わせに臨みました。実際に打ち合わせ時に、家族構成の話になった時に、「同性カップルです」という事伝えたところ、割とすんなりと『パートナーの欄にチェック入れてくれていましたね』と嫌味なく受け入れてもらえ、その後の打ち合わせもとてもスムーズに済みました。

 たぶん、多少は驚いていたような気がしたので、実際には、担当者方にとっては初めての経験だったかもしれません。しかし、アンケートにそういった項目があることもあり、事前に目を通してくれていますから、スーモカウンターの担当者は、同性カップルのケースも念頭に入れてくれていて、とても有難かったです。

 次に、ハウスメーカーの営業担当を紹介してくれる際、同性カップルであることを伝えておくかどうかも聞いてくれました。筆者は、ハウスメーカーとの打ち合わせは、パートナーと2人で参加したいと考えていましたから、伝えていただくようお願いしました。やはり、複数社のハウスメーカーとの打ち合わせを始める度に、事情を説明するのは面倒ですから、これは本当に助かりました。

 実際、どのハウスメーカーの営業担当も、嫌な顔は見せず、すんなりと仕様説明をしてくれましたし、少し踏み込んでローンの支払いはどちらの契約か、ペアローンを考えているのか等、とても有意義な相談もすることができました。また、既に同性カップルの住宅の施工経験のある営業担当にも出会えました。こういった方に出会えたお陰で、同性カップルならではの間取り提案も頂くことができ、とても参考になりました。

 同性カップルで注文住宅や戸建て住宅の購入をしたいが、過程のハードルの高さに気後れしている方がいるのなら、是非まずはスーモカウンター注文住宅を通して話だけでもしてみてはいかがでしょうか?

 たとえカミングアウトしても実害になる事は無いと思います。どうしても気になるのなら、家から少し離れたスーモカウンターで相談してみることも良いと思いますし、調べてみると今はウェブ上でも相談出来るみたいです。

 夢を夢で終わらせず、行動してみることをオススメします。