cathouse’s blog

同性カップルで夢の注文住宅。生活雑記ブログ。

ハウスメーカーを選ぶ前にすること

 いざ、注文住宅で家を建てる!となると、皆さん、ハウスメーカー選びに没頭し、それぞれの仕様や特徴などの比較検討する方が多いのではないでしょうか?

 もちろん、それも間違いでありませんが、まずは施主御自身がどのような家を必要としているのかをしっかりと検討しておくべきです。

 どんな家にしたいかが明確でないと、ハウスメーカーの特徴ばかりに意識が向かいます。そうなると、家が建ってみると住みにくい家になってしまうかもしれません。

 今回は、私がハウスメーカーの営業担当と打ち合わせする前に、予めやったことを記事にしました。

 

◆ライフスタイルを明確にする

 施主となる皆さんが戸建ての住宅を建てる理由、さらにはなぜ注文住宅じゃなきゃダメなのか、注文住宅だから出来ることを、よく検討してください。

 そのためには、はじめに将来のライフスタイルを盛り込んで、自身の状況を洗い出してみてください。

 

 私の場合は、一部ですが、下記のような例になります。

 ・子供ができず、一生二人暮らしである

 ・同性カップルのため、外(庭含む)からの視線が気になること

 ・ペットを複数飼い、外で遊ばせたい

 ・同性カップルのため近所付き合いがし辛いこと

 ・私の単身赴任の可能性もあり、パートナーだけで戸建てに残る可能性がある(光熱費負担がパートナーにのし掛かる可能性がある)

 

 まずは、これらを踏まえて家のコンセプトを作る軸を決めます。

 ◉二人暮らしのため、部屋数はそれほどいらない

 ◉人間関係が築かれている住宅街に飛び込むのは避ける(土地、立地)

 ◉周囲から見えない、見えづらい庭が必要

 ◉光熱費を抑える工夫が欲しい

 どうでしょうか?ほんの一例ですし、ライフスタイルの切り口を変えれば、もっと家づくりの軸が決まってきそうですよね?

 

◆家のコンセプトを書き出す

 もしかしたら、家のイメージが明確に無かったら、強い希望がない方は、上記のような家づくりの軸だけをハウスメーカーの営業に伝えるのも良いかもしれません。そうすれば、施主にマッチした注文住宅の仕様や間取りを提案してくれるかもしれません。

 しかし、注文住宅で家を建てたい!という方の多くは、具体的な希望があるのではないでしょうか?そういった方々は、家づくりの軸をベースに、御自身がイメージする家のコンセプトを決め、書き出していくと良いと思います。

 私の場合、家づくりの軸をベースに、自身の希望を盛り込むと、以下のようになりました。

 

◉二人暮らしのため、部屋数はそれほどいらない

 →部屋数は少なくて良いが、LDKは広くとりたい

◉人間関係が築かれている住宅街に飛び込むのは避ける(土地、立地)

 →人付き合いが完成しきっていない新興住宅街がよい。もしくは、隣家が無い立地が良い(レアケースですが…)

◉周囲から見えない、見えづらい庭が必要

 →2階リビングで、アウトドアリビング(ペット用の庭の代わり)を作る。もしくは、コの字型の中庭を作り、目隠しフェンスを設置する

◉光熱費を抑える工夫が欲しい

 →太陽光を設置する、熱交換換気システムを導入する、断熱性、機密性を高めるなど…

 

 いかがでしょうか?リビングを広くとりたい等は、二人暮らしだからこそ出来る、施主の欲望が強く出ていますね…笑

 しかし、実際、部屋数を犠牲にしてまでLDKを広く取っている建て売り住宅は、ほとんど見たことがありません。このように、家づくりの軸と、コンセプトをしっかり書き出していくと、注文住宅ならではの家づくりが可能となります。

 また、家づくりの軸に対して、コンセプトは必ずしも1つで無くて良いです。1つに絞ってしまうと、土地の制限などで、実現し辛くなってしまいます。

 上記例で言えば、周囲から見えない庭のように、2階リビングだと2階建住宅に限定されますが、コの字型の中庭だと平屋でも可能です。平屋だと広い土地が必要ですが、気に入った土地が広く無い場合や、隣家が高く、日差しが入りにくい場合は、2階リビングで解決することができますね。

 このように、あくまで家づくりの軸を大切にして、コンセプトを書き出し、柔軟に夢を叶えられる家づくりを進めていきましょう!

 

 さて、長くなりましたが、もう一言だけ。

 今回、家づくりの軸、コンセプトを書き出した上でハウスメーカーの提案を受けるべきということを書いてきました。そうすることで、もう一つ大きなメリットがあります。

 ハウスメーカーを比較する時に、必要な仕様をしっかりと盛り込んだ上での見積もりを提示してもらえることです。ハウスメーカーを選び、家の仕様を検討していくと、あれもこれも欲しい…と、後で追加費用が発生して、予算オーバーとなる事が多いです。

 今回紹介した方法だと、初めから現実的な金額をハウスメーカーに提示してもらって、本当に必要な仕様なのかどうかをしっかりと見極めることが出来ます。また、ハウスメーカーを比較している段階だと、各営業マンも貴方と契約を交わすために、思わぬサービスをしてくれるかもしれません。

 本当に欲しい仕様をサービスしてもらう為にも、是非、家づくりの軸とコンセプトを書き出して、ハウスメーカーの担当に提示してみて下さいね!

 

 

〜今日の愛猫〜

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(寝起きで、不機嫌だニャ〜)